【書類整理】バーチカルファイリングしたい人は全員買うべき本『はじめてのホームファイリング®︎』

我が家は2011年の夏に
バーチカルファイリングを始めました。

▼バーチカルファイリングとは、書類整理の手法のひとつ

あれから11年。
項目の増減や中身の増減はあれども
わが家では一度もリバウンドはありません。

バーチカルファイリングは
一度しっかりと学び、自分のものにすれば
「一生もの」の暮らしを支える道具となります。

我が家のバーチカルファイリング
2022年11月25日現在のわが家の書類たち。

でも、ファイル用品の正しい使い方や、
自分と家族に合った分類や階層の考え方、
入念なタイトル決めといった
正規のメソッドを学べる門戸はとても狭い。

整理収納アドバイザーの中でも
ファイリングデザイナーを取得したり
きちんとしたバーチカルファイリングを
学んだことがある人は少ないのです。

(書類セミナーを受ける時は、
ちゃんと資格やディプロマを持った講師から
受講されるのがオススメ!)

バーチカルに関する書籍も少ないです。
書類整理業界(?)のパイオニア
小野裕子先生が2006年に書かれた
『夢をかなえるファイリング』(法研社)
ぐらいだったのではないでしょうか?

これは、すでに16年も前の本。
今となっては内容も少し古めかしく感じます。

そんな中、
私のファイリングの師、長野ゆかさんが、
念願のバーチカルファイリングが学べる
ホームファイリング®︎の本を出版されました!

【書類整理】バーチカルファイリングしたい人は全員買うべき本『はじめてのホームファイリング®︎』

この本が、もうね、
自宅でバーチカルファイリングやりたい
という人には、全員に買ってほしいくらい
バイブル(聖書)な感じ!
それくらい、
バーチカルの基礎〜中級までが
網羅されているんです!

(上級=他人に指導できるレベルは、長野さんの上級レッスン受講が必須デス♡)

今日は、この本を読んだ感想や、
感心したことをまとめてみました。

【書評①】読み進めやすいページ構成

本書の章立ては、
以下のような構成になっていました。

第1〜2章:バーチカル導入のメリットなど
第3〜5章:ファイル用品の説明や、導入プロセス
第6章:分類や階層、項目名(タイトル)の工夫
第7章:実践者のエピソード事例
第8章:デジタル情報管理のヒント

ひとつの章には、
7〜15の項目が収められています。

それぞれの項目は
見開き1ページで読み切りになっていて、
書類整理というちょっと堅苦しい内容でも
とてもテンポ良く読むことができました。

モザイクですみませんが、
雰囲気は伝わるかな?

右側に6〜700字程度のテキストがあり
左側はそれをわかりやすく表した図や写真。
文字数が多くないので、必然的に
とても簡潔ながら濃い文章になっています。

テキストと図が交互にくることで
文字だけだと頭で想像するのが難しい
という方にも読みやすい
ですし、
子育てや仕事で忙しく
まとまった読書の時間を取れない方にも
1項目読み切りというのは
ありがたい
配慮だと思います。😊

本を作ったことがある側の目線だと、
1項目1ページにするって
著者は結構努力が要るんですよね。
著者にとって、伝えたい内容量は
多いところもあれば少ないところもある。
それを平均化して
1項目見開き1ページにまとめてなお
自然な流れになっているのは、
さすが「分冊と合冊の達人」だなぁと感じました。
本の中身もですが、
まずその情報の分け方にも
コーフンしてしまったのでした。(変態)

【書評②】著者らしい持ち方や向きへのこだわり

本書では、個別フォルダーを
持つときや開くときの手の所作まで
細かく書かれています。
この点はとても長野さんらしいなぁ、
と感じました。
おそらく、持ち方から書いていある本は
他にないのではないでしょうか。

個別フォルダーは見出しがある方を右手で持ち
左手で左側に開くのが正しい持ち方。

(開いた時に見出し部は右下になる)

実は、この「ファイリングの所作」は
私もとても大切だと思っています。

「丁寧に扱う」というのはマナーや
大切に思う気持ちの問題だけではありません。
向きを適当に入れ続けると、
書類の表裏や天地がバラバラになる
という現実的なデメリットがあるのです。
書類を探すときに直さないと見つからず
たいへん非効率。

「丁寧にやってる時間がない」と
所作を軽んじてしまうと
逆に「後から直す」「見つからない」という
無駄な時間を使うことになるのです。

こうした所作の基本を書いてくれる本は
なかなかないので、大変貴重だと思います。

自著『世界一親切な片づけの教科書』の
コラム「意外と大切な「整頓」のハナシ」で
私も似たようなことを書いています。
おいおいこのブログでも所作についての
深掘り記事を書きたいと思います。

【書評③】紙を片づけているうちは、片づかない

書類整理をしたいという多くの方が、
この本で一番気になる部分が
第3〜5章のファイル用品の説明や、
導入プロセスのところだと思います。

どういうグッズを買えばいいの?
どういう手順でやればいいの?
手っ取り早くやり方だけ教えて〜!

でも、そうやって「形から入る」と
本当に使いやすいファイリングにはなりません。
(もちろん、やらないよりかはマシですが)

ホームファイリング®︎の真髄、
いや、書類整理の真髄は、
実は、読みはじめて間もないP.10の
この一言に込められていると思います。

〜 書類に関しては、ほぼすべて1枚の紙です。実際は紙を分けているのではなく、そこにどのような情報が書かれているのかを見て、「情報を分けていく」作業が必要。つまり、「紙を片づけている」と考えているうちは、片付かないのです。

『はじめてのホームファイリング®︎ 』長野ゆか 著 より

目の前にある物質としての
「紙」が片づけばいい
と思っているうちは、まだダメ。

たとえそれが一時的に片づいて
見た目にはバーチカルファイリングが
完成したように見えても、数ヶ月後には
使いづらさを感じるようになります。

そこでヒントになってくるのが
第6章に書かれている
分類や階層、項目名(タイトル)の工夫。

具体的には、
個別フォルダーの厚みと
脳内の情報整理に合わせた分類、
分冊・合冊・タイトル決め・並び順
などの工夫です。

「バーチカルを試しにやってみたけど
そんなに使いやすくない、
なんかモヤモヤする」

という方は、おそらくこの第6章が
大きなヒントになってくれると思います。

【書評④】その他、私がシビれた部分(ネタバレ注意)

他にも、たくさんのシビれるような
長野語録(笑)がありましたので
数カ所、引用してみました。

P.80 整理は捨てることではなく、分けること 〜(中略)〜 「整理=捨てる」だけでは、理想のゴールにはたどり着くことはできません。

→まさに同意!😃
書類だけでなく片づけ全般もそうですが
「捨てればいい」
「捨てれば物が減り、片づけなくていい」
という思考は、捨てられない物が
増えてきた時に思考停止します。

P.89 家族が置いておきたいというなら、無理に捨てるのはNG。代わりに「夫が必要」フォルダなどを作成し、ひとまとまりにしておけば良いでしょう。

→家族の名前付きのフォルダは
お客様宅でもよく作りますが、
「夫が必要」フォルダとは!
ネーミングセンスが最高でシビれました。🤣

P.92 「とりあえず」は問題の先送り。ここで思考をストップしてしまうと、この問題のツケは未来の自分にやってくるからです。

→バシッと言い切る強さは、
過去に多くの導入サポートをしてきた
故でしょうか。
かっこよくてシビれます!

P.96 大きな災害発生時は停電やアクセス集中で、ネットにつながらなければ、取扱説明書はネット上では見られません。〜(中略)〜災害時に必要なページだけ切り取って「防災情報フォルダ」に入れておくなど対策をしましょう。

→なるほど!
確かに停電などwifiが使えない状況では
スマホの電池も貴重!
停電していても、ライフラインに直結する
家電等の取説は見れるように、
紙で保管しておいた方が安心かも。
(ちなみにわが家は取説はぜんぶ紙で取ってあるw)

P.133 タイトルは要約力。本当に全書類が秒で出せるかどうかは、タイトル・分類のスキル次第。

→要約力とは言い得て妙。
中身が想像できるタイトルが
つけられるかどうかは、
意外と難しいと思う人もいるかも。

P.138 「保存版」と書かれているからと、全く出前をとらないのに、チラシを丁寧に綴じている方もいました。

→保存版とか保管用とか、重要とか
書かれた書類にドキっとしてしまう方、
多いですよね!
この辺をも冷静に見定める必要性を
ちゃんと教えてくれる本書にシビれます!

まとめ

とまぁ、
だいぶ長くなってしまいましたが
とにかく、バーチカルファイリングを
やって見たい人や、
やって見たけどうまくいかない人は
ぜひ読んで見てください!

しっかり勉強したいという方には
間違いのない教本となること間違いなしです。

▼著者の長野ゆかさんが主宰する
オフィスミカサのホームページはこちら

▼長野ゆかさんの上級レッスンを修了し
ホームファイリング®︎サービスを
提供できるメンバーはこちら
(私も一応載っております。)